限りなく透明に近いふつう

やさしい鬼です お菓子もあります お茶も沸かしてございます

「ドSな男子にドキドキ」のドキドキはただの防衛本能だぞっ☆

 

はじめに

映画「パラダイス・キス」を初めてテレビで観た私は、北川景子に対して終始命令口調な向井理の役に「なんなんだこの偉そうな男は」と思った。

 映画「クローバー」の予告編では、武井咲に何度も「お前はバカなのか」と言う関ジャニの大倉くんの役に「バカとか言うなよ」と思った。
 
最近は映画「オオカミ少女と黒王子」の予告編で山崎賢人が演じる男子高校生に「お前は俺の彼女なんだから黙って守られとけ」と言われてポッとなる二階堂ふみを見る度に「ふみ逃げて〜!」と思っている。
 
一体いつから日本映画にはこんなに「ドSな彼に胸キュンストーリー」がはびこるようになったんだろう
その記憶は定かではないけれど、私はここ数年の間だけでも「好きになった彼は超イジワル男子でした」みたいな予告編ナレーションを聞くたびに「こんなん前もなかったっけ?」とデジャブっているので、私の中で「ドSな彼に胸キュンストーリーな映画」は「周期的にやってくる刺客」のように思える。
なぜ「刺客」なのかと言ってしまうと、私はこういう話が好きじゃないからです。
 
ここで「なにをぉ~!」と怒りたくなる方に先に謝っておきます。すいません。
映画作品や漫画作品を「好きじゃない」と書くのは、その作品や役者のファンの気分を害する行為なので、今回活字にしてしまうことでそこは謝ります。すいません。
 
でも、私が今日こうして「人気少女漫画待望の実写化!」みたいなファンの多そうなメジャー作品の名をわざわざ挙げ、気分を害する人をたくさん作ってしまうことを踏まえてまでなお「好きじゃない」と書く一番の理由は、なにも「二階堂ふみに高校生役をさすなて」みたいなケチをつけたいからじゃありません。(ふみに出来ない役はない)
 
私が今日書きたいのは個々の漫画映画の内容に対してではなく、もっと大枠のこと。
最近の恋愛ものでそういう作品が目についてしまう現状を受けて思う疑問。
 「こういう『ドSな彼に胸キュン♡』という感覚ってどうなの?」
という気持ちを書きたいだけです。
 「ドS男子ものたまらん!」という方にとっては不愉快かもしれませんが、 お許しくださいませ。
 
自民党による「選挙に行こう」漫画がちょっとひどい。
 
今回の話は前々から思っていたことではあったのですが、あえて今日こういう文章を書こうと思ったのは、今朝読んだコレがひどかったからです。↓
 これは選挙権が18歳以上になることをふまえて、自民党が発表した若年層向けの「選挙へいこう」の啓発パンフレット(タイトル「国に届け」)なのですが、読んでみて内容がちょっとひどいなと思いました。
すでに批判の声が多いので、この先もし取り消されてリンク先が見られなった時のためにストーリーを書きますね。
 
【タイトル】軽いノリじゃダメですか?
私、選挙のことは何にもわからないちょっぴりおバカな女子高生アスカ☆クラスにいるイケメン秀才男子の朝倉くんが気になるけど、彼は友達となにやら『さんいんなんとか(参院選)』についての話をしていてアスカの頭じゃ全然会話に入れな~い(>□<;)しかも思い切って質問したのに「親にでも聞いてみろバーカ」って言われちゃったョ(;_;)しくしく。でもアスカなんとか距離を縮めたいから朝倉くんたちと一緒に投票に行く約束したよ!行くからには自分なりに候補者について調べるもん (._.)フムフム いよいよ投票日、私服の彼ぴっぴやっぱイケメン♡自分なりに候補者について調べたから、彼はいつもみたくバカにしてこないぽよ。るんたった☆おしまい\(^o^)/
 
  ね。内容誇張してないですよほんと。
でも内容がこんな「女子はおバカで選挙に興味も無いだろうが、イケメン男子につられてでもおいでよ!」なことは、もうね、このまとめ観ても分かる通り、私以外の人がすんごい文句言ってくれてるんで ↓ あたしゃいいんですよ。 
 
なので、私は一人こうしてこの「人に平気でバカと言う男、朝倉」がなぜ「イケメン秀才扱いなのか?」と言うことに端を発して、今の漫画界で当たり前になりつつある
「ドSな男子がかっこいい」という価値観に意義を申し立てようと思ったわけですよ。
 「壁ドン、顎クイくそくらえ」の姿勢です。
 
冒頭で書いた通り私にはこれまでも数々の漫画における「ドSな彼に胸キュンストーリー」とやらに「ないわー」の思いはあったのですが、それぞれに誰かの思い入れのある愛しい作品と思えば「好きな人もいるんだし、これはこれでいいのかなぁ…」と文句は極力心にとどめて来ました。
でも今朝、これを読んで今日はもうこのことを書こうと思いました。
それだけ強く「一般の漫画だけならまだしも政府がこの頭じゃほんとうにヤバい!!」という危機感が湧く内容の漫画だと思いました。
 
共感できない恋愛漫画
 実は私の「ドSな彼漫画の世界観はヤバいんじゃないか…?」という危機感は昨日今日に始まった話ではないのです。
初めてそんな危機感を感じたのはもうずいぶん前のことなのですが、せっかくなのでいきさつをお話しします。
 
高校の時、Mちゃんという友達がいました。
Mちゃんはギャル系の子でしたが、見た目の派手さとは裏腹に温厚でピュアな心の持ち主でした。
街で配られるティッシュを断れずいつもたくさんティッシュを貰ってはカバンに入れていたので、私がハナが垂れそうな時には「ニニちゃんこれ使い~!」と言って授業中でもティッシュを手裏剣のように放り投げてくる優しいギャルでした。
Mちゃんには他校に通っている超絶美形でちょっと不良の彼氏がいて、なんでも2人は中学の時から付き合っていてそのあたりの地元ではわりと知られているカップルのようでした。
Mちゃんは毎日かならず登校後と昼休みと放課後に彼氏へポケベルで連絡をいれていました。
その当時は「固定電話以外に個々が連絡ツールを持つ」ということに、皆が浮き足立っていた頃なので、恋人のいる子はわりとそのような「定時連絡」を楽しんでいました。
でもある時、学校の公衆電話が2台あるうちの1台が壊れて、かなりの行列になっていたのでMちゃんがまったく彼にベルを打てなかった日があったんです。
すると翌日彼女はポケベルを持っていなくて「どしたの?」と聞くと「彼氏に壊されちった。」と言うのです。
その場にいた他の友達もそろって「なんで?」です。
するとMちゃんが話しました。
「昨日ずっとベル打てなかったでしょお。でも夕方会う約束してたから彼氏と会ったんだけど『なんでずっと返事しないの?』ってキレられてー、ベル取り上げられて道路にぽーんて。で、車が通ってグシャって。」
 
私達は一瞬黙りました。当時「デートDV」どころか「DV」という言葉すらまだ世に無かったので、口を開いた私たちは「彼氏ひどくない?」「Mかわいそうだよ!」と拙い言葉で慰めましたが、Mちゃんは「やーでも私も悪かったし、本人は植木のところにね、投げたつもりなんだって。でも思ったより遠くに飛んじゃったんだよね。だから、壊れたのはわざとじゃないし。ちゃんとゴメンて何回も言われたし、いいよぉ」と笑っていました。
私達は心配でしたが「本人がそう言うなら…付き合いも並大抵のカップルよりは長いのだし、いいのかな…」ということで意見が一致して、その後も彼女はその彼氏と付き合い続けていました。
でも、たまにMちゃんを迎えに校門前まで来るその彼氏の態度は、私や友達に「3センチくらいわずかに会釈らしきものをする程度」だったので「確かに顔はかっこいいけど、かなり無愛想だ」ということで、先のエピソードもあり、やっぱり私は彼に良い印象は持てませんでした。
そんなわけで「こんなに優しくてほがらかなMちゃんが、あんな冷たそうな彼氏のどこに魅力を感じているんだろう?」と私は常々不思議だったのですが、その後夏休みかなんかにMちゃんの家に泊まりに行った時にその疑問が解けました。

M家にはなんでも漫画好きのお姉さんがいるとのことで、彼女の家には「ザ・少女漫画!」な揃えの棚があり、Mちゃんと夜「まったりしよう」となった私は彼女が「もうこれホントにトキメクから!」と薦める一冊を読み始めました。

 ところが、その漫画がまったくと言っていいほど面白くないんです。

確か読み切り作品の詰め合わせみたいな一冊だったのですが、私はどの話もまったくピンと来ませんでした。

なぜならどの話も主人公は「恋愛に奥手で元気だけが取り柄のいたってフツーなワタシ」みたいな女の子で、その恋の相手は「家庭環境の複雑さゆえ他人に心を開かない彼」や「過去につらい恋愛をしたトラウマで女子に優しくできない彼」だったのですね。(顔はとびきりイケてる設定)

まぁそこまでは人物設定としていいとしても、男の台詞がね、喋れば全部「お前〇〇なんだよ。」とか「俺に構うな。」とか、終始ぶっきらぼうな上から口調なんですよ。

で、主人公との交流はそんな感じなので、主人公は彼の言葉や態度に怒ったり悲しんだりするんですが、なぜか彼の事を好きになっていくわけです。

んで話が「起承転結」の「転」で主人公何らかのピンチになると、この男は今まで全然優しくしてこなかったくせに突如「俺の女を泣かすな!」とか「勝手に一人で行くんじゃねーよ。俺の手をはなすな。」とか言って女の子をグイと抱きしめたり、手を引いて走り出したりするんです。

 

もう「はぁ?」ですよ。

いや、お前なにその急ハンドル?いつこの子が「お前の女」になったよ?つーか彼女だとしても「お前のもの」じゃないし!こら勝手に抱えるな!物陰で強引なキスをすな!そして女!そいつに何回泣かされたか忘れるな!ポッとすな!

Mちゃんが横から覗き込んで「そこ超良くない!??」と煽ってくるまで私は脳内でディスりツッコみが止まりませんでした。

そして「この世界観なんなの…わからない世界がここにある…!」というプチカルチャーショックを受けていました。

あ、書き忘れましたが私は子供のころからかなり漫画を読んで育ちました。だから「漫画自体」にカルチャーショックだったわけではないんです。

でも私がそれまで読んできたのは兄が買ってくるジャンプ、ヤンジャン、ヤンサン、と、かなり歳上の姉が買っていたティーン向けではないやや大人向けの漫画雑誌か、往年の人気漫画(萩尾望都とか大島弓子とか山岸涼子あたり)だったので、M家にあったような「中高生向けの等身大の恋愛漫画」はたぶん私の人生初だったんです。

だからそういうストーリーやキャラクターも、ティーン向けの恋愛漫画界ではすでに人気になりつつある流れだったのかも知れないけど私には初めてで「こんなにも主人公に感情移入できない漫画があるものか」という驚きがありました。
しかし、同時にふと「Mちゃんの彼氏こんなだ」と気がつきました。
 
直接見かけた時の印象以外に、Mちゃんからの話で彼氏の言葉使いや態度は聞いていたので、漫画の中の「お前なんでそんな偉そうなんだ」という男キャラとMちゃんの彼氏がすごく似ているように思いました。
そしてMちゃんに「これ、彼氏こんなだよね」と言うと、彼女も「やーん、こんなかっこよくないようん」とデレデレしていて、その反応からも「やはりMちゃんの中ではこういうのがかっこいいなんだ!」ということが分かりました。
 ちなみにM家の漫画ラインナップは、魔法少女ものやファンタジーものもありましたが、半数以上は恋愛もので、やはり「いじわる男子もの」がMちゃんの好みだそうで似たような漫画が他にも沢山ありました。
私はこの時にはじめてこういう漫画や、この世界観のまま恋愛してるMちゃんに対して「ヤバくないか?」という危機感を感じたんです。
 
 「ドSな彼」が「かっこいい」という価値観はまずい
 女の子が「どんな相手をかっこいいと感じて好きになるか」の由来は一つではないと思います。
それは、親からの愛情の受け方、家庭環境、過去の経験、周囲の人間関係、流行や時代の空気など、様々な要素が関係して徐々に「自分の好きなタイプ」というのがぼんやりと見えてくるものだと思うからです。
だから私も極論で「Mちゃんが乱暴な彼氏を好きなのは、ドSな彼氏に胸キュンもの漫画育ちのせいだ!」とは言いません。
でも、大人になるにつれ私には「まったくの無関係ではないだろうな…」と思う機会がたびたびあったんです。
なぜなら、その後の人生で女友達からの「彼氏が強引で」「束縛ひどくて」「殴られて」「冷たくて」という類の相談が時々あったのですが、そういう「人間的にどうなの?」という彼氏を持つ女の子に聞き取った結果、ほぼ全員が「そういう系のティーン向け少女漫画」が好きだったんです。(6人中5人)
たまたまかもしれませんし、もちろん彼女達だって色々な要因から好きなタイプが形成されているとは思うのですが、それにしても人数が増えるたび私は「この確率は…」と思うようになりました。
 
そもそも、そういう女の子って、はじめに何人かで会った時に「店員に対する口の聞き方が悪い」とか「いきなりオマエ呼ばわりしてくる」とか、私なら「アレはない!!」と思うような態度の男でも「えー別に良くない?かっこいいじゃん。」という感じで、さほど気にせず付き合っちゃうんです。それで後から苦労をする。
 
そういうのを観てると、それって彼女たちが子供のころから漫画で「本当は優しいのに素直になれなくて冷たい態度の彼」「強引なところがたまらない彼」というような男性像を「かっこいい恋愛対象」として見続けてきたからなんじゃないの?ってつい思ってしまうんですよね。
そして、相手選びの段階からそんな危なっかしいのに、そういう漫画って「男が命令して、女が戸惑いつつも従って、最終的に『嫌な奴と思ってたけど、私アイツの言う事聞いちゃってる…これって私がアイツの事ほんとうに好きって証拠だよ…!』と1人勝手に感動する」意味の分からん定番な流れがあるじゃないですか。
 
そういう風に「恋愛とは男に振り回されて当たり前」ていう間違った常識も子供のころから漫画で見慣れてしまうから、大人になって現実に彼氏が出来て、むちゃくちゃされても「でも振り回されたり喧嘩とか嫌なところとかいっぱい見るのが恋愛ってものだし。」と、勝手に自分を納得させちゃうんじゃないかなと思うんです。
 
私は恋愛で必要なのは「喧嘩じゃなくて話し合い」だと思うし、なにより恋愛は「楽しい」のが大前提だと思うので、しょっちゅう同じことで喧嘩したり、心配したり、我慢したりというゴタゴタの比率の方が明らかに多い恋愛ってのは「楽しいのかなぁ?」と思ってしまいます。
あと、私自身も若い頃は良くない恋愛をしていましたが、それでも「言いたいことを我慢する」ことはあっても「命令に従う」ってのは無かったんですね。
 
だから「恋人が命令」をありえないと思う私から観ると「彼氏に命令されてつい従っちゃう」ってのは、ただ「怖いから」だと思うんです。
つまり、男の「〇〇しろよ。」とかいう命令口調にドキっとするのは、自分の防衛本能みたいな第六感みたいなものが「こいつヤベェ奴だから逃げようよ!」って信号出して心拍数上げてるだけだと思います。
それを「ドキドキしちゃう、こんなになったことない、これが好きって証拠?」と勘違いするのは本当に「洗脳されてるレベル」のこわいことだと思う。
 
 まーただの持論ですから、信じるのは人それぞれで良いですが、私はそういうのを観てきた経験から「まったくの無関係じゃなさそうだな…」という思いがあって、危機感を覚えてしまいます。
あと、30歳近くなる頃から、べつに私だけが連絡絶たれてるならいいけど、そうではなくて誰に聞いても「誰も知らない」状態になる子はなぜか大抵「いつも変な彼氏と付き合ってた子」が多いです。
だから疎遠になると「彼氏とか旦那に交友関係制限されたりしてるのかなぁ。殴られてないかなぁ。生きてるかなぁ。」と心配になります。
どこかで幸せに暮らしていることを願っていますが、そういう風に途切れていった友情を思うと悲しいし、やはり「これからの若い子にそういう思いはして欲しくないな」と、私は思います。(ちなみに当時の彼氏とは別れたMちゃんとは今も交流あります。)
 
最後に
最後に、もし現時点ですでに「ヤバい、わたし明らかに漫画の影響でそういう男子しか好きになれないんだけどどうしよう」という女子がいたら、そのままで自分が良いのなら別に止めませんが、もし「見る目を変えたい」と思うなら、僭越ながらアドバイスを書かせてもらいたいと思います。
 
まず、そういう漫画を「読むな」とは言いません。でも「フィクションだ」ということを絶対に踏まえて読んでください。 
「フィクションだと割り切って読む」これが出来ている人は、こういう漫画が好きでも、自分の恋愛に反映しないと思います。
こういう漫画はそうやって「現実ではありえない」を楽しむものだと私は思います。
 
でも「頭では分かってるつもりだったけど、自分の男性歴からして影響受けてるかも!」と思う方は、漫画と現実の男性とを切り離せそうな考え方を教えますね。
 
私が思うに、漫画における「本当は優しいのに素直になれなくて冷たい態度をとってしまう彼」の「本当は優しい」なんて「漫画だから捨て犬を拾ったり実は女子の為に裏で親切なことをしている描写」があって読者に「本当は優しい」が実証されてるだけのことです。
つまり現実だったらそんな裏事情はあなたに一切影響がないのだから無いも同然なんです。
あなたが唯一自分の目で見て感じられて実証のできる「彼の本当の優しさ」は「今、目の前の言動が優しいと思えるかどうか」だけです。
 
だから今、もしあなたの目の前で「お前は黙って俺の言う事聞いてりゃいいんだよ。」とかホザいてる男がいたとしたら、そいつが裏でどんなに子犬を助けてようが赤い羽根募金をしてようが「あなたにとって優しいか」には関係ありません。
今あなたが彼について実証できるのは「目の前で命令形で喋ってる」ということから判断して「彼はあなたに上から目線で接することを当たり前だと思っている人間」ということだけです。
そこに勝手に「実は優しいところもある」という可能性を見出すのはやめたほうがいいです。
優しいところが実際に「見えた時、感じられた時」だけ、1つづつ彼の優しさとして認めて下さい。くれぐれも「あるかも…」という期待にすがるのはやめた方がいいです。
 
なぜなら「いつもは冷たいけどイザって時は優しいもん」と、すでに実証済の嫌な部分は見ないふりして、いつ来るんだか分からない「イザって時の優しさ」とやらにすがって付き合い続けることは、DV夫が暴力後に見せる一瞬の優しさを「これが本当の彼の姿なの…!」って思ってる妻と一緒です。
実生活の9割は「冷たくされたり、強引に振り回されたり、搾取されたり、暴力振るわれたり」と実害を受けてるのに、たった1割の「もうしないからごめんよぉ!別れないでくれよぉお!の泣き顔」だけでチャラにするのは、馬鹿げていることだと思いませんか?
実生活の9割実害のある人と生活するのは、1人で生活する何倍も辛いことだと思います。
そういう相手と「人生のひと時を過ごしてみる」のも人生の一興かもしれませんが、女の体は何かと弱い作りになってますから、痛くされたり妊娠させられたりしたら損ですし、私はおすすめしません。
 世の中には「優しさの裏返しで意地悪してくる男子」じゃなくて、ふつうに「優しさを裏返さないで優しくしてくる男子」もいます。
そしてそういう人こそがイケメンと呼ぶべき人です。
(「国に届け」で言えば友人の佐藤くんのほうがよっぽどイケメン)
そういう相手の方が末永く楽しい時間が過ごせると思いますから、どうか相手を見るときは先々を考えて選んでくださいませ。
(男性は33歳あたり過ぎたら顔の造形の良し悪しはよっぽどでなければ大差なくなります。その時に「元はカッコ良かった性格悪い男」と暮らすの地獄ですよ。)
 
長々と書いてきましたが、結局文章のキレというのは思いついた時にツイッターで瞬発的に書くのが一番意味がストレートに伝わるんですよね。
というわけで今日書いたのは結局以下のツイートに集約されます。

 
というわけで、どうか一人でも多くの「よくわかんないうちに私〇〇君の言いなりになってるー」という女子が「言いなりにならない」ことを願って、今日のところは終わりにします。
ではまたー。